お世話になります/登壇予定
【2013年度】以下は現在、正式決定しているものです。合間に札幌で独自に行う「研究集団ことのは」主催の研究会が入ると思います。オファーがあれば、ご遠慮なくご連絡ください。休日であればできる限りうかがいます。夏休み・冬休み以外の平日は多くの場合、お断りすることになると思います。札幌市内、及び近郊の公的なお仕事であればその限りではありません。連絡先:hori-p@nifty.com【2014年度】4月5...
View Article今月のお知らせ/2014年2月
2月です。今月は大阪・東京・新潟と3週連続のツアーです。「教室実践力/ALL堀裕嗣セミナー」の大阪・新潟の初開催。とても楽しみな1ヶ月でもあり、体調に留意しなければならない1ヶ月でもあります。まあ、ぼちぼちやっていきます。【書籍・出版関係】昨年は「THE...
View Article「子どもたち全員に」を意識せよ!
これまで述べてきたように、私の挙げる「良い国語科授業の三条件」は以下の三つです。 ① 子どもたち全員に学習意欲を喚起する。 ② 子どもたち全員に国語学力を保障する。 ③...
View Article二つの学習意欲を喚起せよ!
「学習意欲」というと、だれもが「初発の動機づけ」をイメージします。理科の授業でドラム缶がぼこぼこに変形したり、液体窒素で凍ったテニスボールが床に落とすと粉々に割れたり……。算数の授業で現実的な場面が設定されてクイズのように出題されたり、先生が一見難しそうな問題を瞬時に解いてしまったのを見て、子どもたちが「えっ?なんでそんなことができるの?」という表情をしたり……。いずれにせよ、「初発の動機づけ」は子...
View Article2月17日(月)
1.新潟に行くたびに驚きとともに受け止めざるを得ない、「絶対に取り返す!拉致被害者」というポスター。札幌では見たことがない。ああ、ここはそういう場所なのだ。僕らが報道でしか知らない哀しみと怒りを具体的に感じている人々が住む場所なのだ……そういう想いがふつふつとわいてくる。僕には絶対に理解できない哀しみと怒りを抱く人々がここには住んでいるのだ。また、そう感じざるを得なかった。ある種の劣等感とある種の罪...
View Article「夏帽子」と「二十四の瞳」
ふたつの細長い岬が、両の腕のようにのびて小さな入り江をつくっている。岬と岬のあいだには橋が架けてあり、双方の岬を行き来するのに使われていた。その入り江全体が水産試験場の敷地で、架橋も本来は職員だけの通行施設である。岬の往来に便利なので、徒歩で渡る場合にかぎって、職員以外でも利用してよいことになっていた。かたほうの岬の中腹に学校がある。ほかには気象観測所があるきりで、この架橋を使って入り江を横切るのは...
View Article教師は無意識に傷つける?
僕は旅行が嫌いだ。一年中全国を飛び回っている僕が言うのも説得力がないかもしれない。でも、僕はほんとうに旅行が嫌いなのである。旅行の準備が面倒とか、交通機関に乗っているのが面倒とか、人と会うのが面倒とか、そういうよくある理由ではない。その土地その土地に根付いている文化に触れることによって、どうしようもなく文化的インフラをもたない自分と向き合わされる……それがイヤなのである。結果、僕はセミナーやら講演や...
View Article学習の意義を伝えよ!
「初発の動機づけ」において、最も簡単にして重要なのはその学習の意義を伝えるということです。これはとても重要なことなのですが、国語の授業ではほとんど行われていません。ためしに、最近おこなった国語の授業を思い返してみましょう。今日の授業でも昨日の授業でも構いません。その授業には発問もあったし指示もあったし活動もあったかもしれませんが、その学習の意義を伝えるという場面はなかったのではないでしょうか。人間は...
View Article文は人なり
次年度、ある雑誌で決まっていた連載が第1回を書いたあとのやりとりで辞退させていただくことになった。次号予告で案内が掲載されてしまっているようなので、この連載がなくなったことについて、不遜を承知で予め書いておこうと思う。連載依頼が来たのは12月11日。このとき、「堀祐嗣様」と僕の名前が間違っていた。編集者としていかがなものかと思うが、この段階では僕は腹を立てていなかった。僕の名前は難しいのでよくあるこ...
View Article教師は見た目が九割?
御多分に漏れず、教師も「見た目」が九割を規定する。容姿が悪いよりは良い方がいいに決まっている。声も悪いより良い方がいいに決まっている。表情も所作も口調も、悪いより良い方がいいに決まっている。ただ、その良い悪いの基準が一般的な良い悪いの基準と違っているだけである。教師として良いとされる容姿や声や表情や所作や口調は、イケメンともモテとも女子力とも基準を異にしている。「な~んだ、そうか」と安心するのはまだ...
View Article教師は無意識に傷つける?
僕は旅行が嫌いだ。一年中全国を飛び回っている僕が言うのも説得力がないかもしれない。でも、僕はほんとうに旅行が嫌いなのである。旅行の準備が面倒とか、交通機関に乗っているのが面倒とか、人と会うのが面倒とか、そういうよくある理由ではない。その土地その土地に根付いている文化に触れることによって、どうしようもなく文化的インフラをもたない自分と向き合わされる……それがイヤなのである。結果、僕はセミナーやら講演や...
View Article困った時代
僕の友人が勤務校の校長に「本当はあんなみたいなのが校長になればいいんだよなあ…」と言われたそうだ。さもありなん、である。全国のいろいろな地域で管理職希望者が足りないという話を聞く。結果、あまり優秀でない人、人の上に立つのが向かない人、本当は人の上に立ちたいと思っていない人がどんどん管理職にされている。断言するのは大袈裟かもしれないが、少なくともその傾向がある。そんななか、政治は校長の権力の増大を打ち...
View Article情熱や熱中は美徳?
世のなかに二種類の人間がいる。一方は雲の向こう側を見つめている人。他方は足許のぬかるみばかりを気にしている人。足許ばかり気にしていると人間が小さくなるけれど、雲の向こう側ばかりを見つめても足許がおぼつかない。常に彼岸に思いを馳せながらも、基本的には此岸に神経を注ぐというのがあるべき姿なのだろうとは思う。教師には情熱が不可欠とされる。子どもも保護者も熱中先生を求める。しかし、長年教師をやっていると、あ...
View Article優しさと技術と
1.優しさと技術必要なのは“優しさと技術”である。「優しさのない技術」はいくら身につけても人を幸せにしない。子どもも、保護者も、同僚も、そして自分自身さえ。冷たい技術を振りかざす教師として揶揄される。「研究屋」「事務屋」「部活屋」「行事屋」など、古くから技術を振りかざすだけの教師は忌み嫌われてきた。一方、「技術のない優しさ」は気持ちだけが先行し、優しさを機能させ得ない。子どもが困っているとき、保護者...
View Article量より質?質より量?
「量より質」を好む人と、「質より量」を好む人がいる。僕は後者だ。需要する側なら「量より質」も成り立つが、供給する側ならまずは「質より量」を信条とすべきである。食べ物を例にするとわかりやすい。ファーストフードの牛丼やハンバーガーなんかを腹一杯食べるよりも、コースで愉しめるイタリアンに高級ワインでほど良い満腹感を得るほうがいいに決まっている。コースじゃなくて、その日の気分で料理を選べたら言うことなし。個...
View Article石川晋×堀裕嗣「ふたり会」in福岡
2014年5月5日(月)/ももちパレス子どもをつなぐ、子どもがつながる~「横糸」の学級づくり・授業づくりhttp://kokucheese.com/event/index/163998/2010年以来、4年振りとなる石川×堀「ふたり会」が2014年度前期に全国6箇所(札幌・鹿児島・福岡・名古屋・大阪・東京)を縦断します。各回テーマを変えて、教師として子どもたちにかかわり続けることの意味・意義を深く考...
View Articleお世話になります/登壇予定
以下は現在、正式決定しているものです。合間に札幌で独自に行う「研究集団ことのは」主催の研究会が入ると思います。オファーがあれば、ご遠慮なくご連絡ください。休日であればできる限りうかがいます。夏休み・冬休み以外の平日は多くの場合、お断りすることになると思います。札幌市内、及び近郊の公的なお仕事であればその限りではありません。連絡先:hori-p@nifty.com【2014年度】4月26日(土)...
View Article「THE 教師力」シリーズ
『THE 校内研修』石川晋編/THE 教師力編集委員会著/明治図書/近日刊行amazonでのご購入【執筆者】石川 晋/堀 裕嗣/藤倉 稔/阿部隆幸/山寺 潤/志賀都子/松原宏樹/大木 馨/蔵満逸司/渋谷 渉/大野睦仁/藤原由香里『THE 新採用教員~中学・高校教師編~』堀裕嗣編/THE 教師力編集委員会著/明治図書/近日刊行amazonでのご購入【執筆者】堀裕嗣/熊谷真澄/齋藤...
View Article目指すべき究極の教師像がある?
他人に憧れたことがない。いや、これは正確じゃない。中村雅俊演じるテレビドラマの主役やロバート・デニーロ演じる映画の主役になら憧れたことがある。どちらも十代のことだ。正確を期せば、だれか先輩教師に憧れたことがない。うん。これなら間違いない。僕は先達を尊敬したことはあっても憧れたことはない。その先達のようになりたいと思ったことがない。そんな発想さえもったことがない。僕の記憶が正しければこれだけは確かだ。...
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